いつも無事に家に帰るために プレライディングガイド

 お客様がオートバイをご購入いただいてから、家に帰るまでの1つのケースとして、想定できる危険シーンのお知らせがございましたので掲載させて頂きました。
 主に初心者やリターンライダーの方にご覧頂けると幸いです。

出発する前の確認(注意点)

ホンダ プレライディングガイド1

1.新しいタイヤにご注意ください。(Scene1)

 新品タイヤは滑りやすいので、新車のオートバイやタイヤ交換をした後は、速度は控えめで乗ってください。

2.サイドスタンドの払い忘れに注意(Scene2)

 サイドスタンドを出したまま走行し、走行中にサイドスタンドが地面に接触すると、転倒につながります。発進の前に必ずサイドスタンドをご確認ください。
(現在販売されているオートバイに付いているほとんどが、サイドスタンドを上げないと走行できないようになっていますが、社外品のサイドスタンドを装着したり、サイドスタンドスイッチが故障していたり、オートバイにサイドスタンドスイッチが装着されていないなどで、サイドスタンドを出したままでの走行できてしまいます。)

3.道路に出る前に歩行者の安全確認(Scene2)

 自転車やながらスマホの歩行者はオートバイに気付いてません。
オートバイのハンドル操作(ウィンカーやライトの切り替えなど)に夢中になり自分のハンドルを見ていると歩行者、自転車にぶつかる事があります。駐車場等から道路(歩道)に出る前に、いったん停止しましょう。

 車道の手前にはスロープや段差がある事があります。スロープや段差のを降りている途中で停車してしまうと足が付かず転倒することがあります。道路に出る前に路面の状況を確認しましょう。

道路走行での注意点

ホンダ プレライディングガイド2

道路走行中(Scene3)

 車間距離の取り方に注意しましょう。前の車との間を2秒以上は開けましょう。特に大型車の後ろは、より多く車間距離を取りましょう。気持ちにゆとりを持って運転しましょう。

ガソリンスタンドでの給油(Scene4)

 ガソリンスタンドの敷地内は、コンクリートでできている事が多くあります。コンクリートの地面は、乾いていてもタイヤが滑りやすいです。特にコンクリートが濡れている時は滑りやすいのでご注意ください。滑りやすい路面ではブレーキをゆっくり掛け焦らずに停車してください。
 ガソリンスタンドの周りには溝があります。溝にはまらないように注意しましょう。溝を乗り越える時には、溝に対して垂直に走行し乗り越えましょう。
 ガソリンスタンドから出る時、焦ってアクセルを開けてしまうと、コンクリートの地面ではタイヤがスリップし転倒します。ガソリンスタンドの出入りはゆっくり行いましょう。

コンビニで休憩(Scene5)

 コンビニエンスストアや道の駅、スーパーマーケット、観光地などの駐車場に停める時は、自動車、歩行者、自転車、オートバイにご注意ください。
 4輪自動車が急にバックして来たり、自動車の陰からの子供の飛び出し等がございます。駐車場内は思いがけない事がありますので、ゆっくり走行しましょう。
 車両を停車した後もヘルメットをミラーなどに掛けないようにしましょう。ヘルメットが落ちると周りに迷惑がかかります。ヘルメットホルダーなどに付けましょう。
 出発する時はヘルメットのあごひもをしっかり締めましょう。
ヘルメットのあごひもの締め方は、 https://kawaguchi-r.com/2019/01/03/agohimo-d-ring/ に掲載させて頂きました。

その他

ホンダ プレライディングガイド3

日常点検をお願いします。

オートバイに、乗る前に必ず点検をお願いします。
点検内容は、「ブタと燃料」で覚えてください。
ブ : ブレーキ(レバーやペダルの遊びが多くないか?しっかりブレーキが作動しているか?等をご確認ください。)
タ : タイヤ(パンクしてないか?空気圧は大丈夫?等をご確認ください。)
と : 灯火類(ヘッドライト、ウィンカー、ストップ&テールランプは点灯するか。)
燃料: ガソリン残量の確認(ガソリンメーターが故障している可能性もあるのでガソリンタンクキャップを開けて直接確認する方が良いと思います。※ただし火気厳禁です。ガソリンの近くにライターやタバコなどの火種があると爆発します。)

最後になりますが、オートバイも自動車と同様に定期点検がございます。定期点検は有料になりますが、受けて頂く事をお勧めします。

 長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。交通事故の無い安全な世の中になる為にも、道路を走行するすべての人に、安全運転を心がけて頂けると幸いです。

おまけ
 左側のハンドルスイッチの位置が車種やメーカーにより異なります。初めてオートバイに乗られる方だけでなく、乗り換えの方も、左側スイッチのボタンの位置(特にウィンカーとホーン)をご確認いただき乗っていただけると、ウィンカーの消し忘れや、間違えてホーンを押すなどの操作間違えが少なくと思います。