交通安全 高齢歩行者の事故について

安全運転 高齢者事故について 2020

高齢歩行者の事故が増えてますので注意しましょう。

 高齢歩行者が夜間に交通ルールを守らず、横断歩道以外を横断し、死亡事故になりやすいケースが増えてます。
 ご自身が事故の加害者となることを防ぐとともに、お知り合いの事故を未然に防ぐためにも身近な方への注意喚起をしていただけると幸いです。

高齢歩行者について

安全運転 高齢者事故について② 2020

(65歳以上の歩行者をこうれいほこうしゃと呼びます。)
 上の表は2018年の交通手段別死者数になります。
 全交通事故死者3,532人を年齢と交通手段別に分けて示したものです。
 これを見ると65歳以上の方が歩行中に事故にあって死亡したのが、 899人 と最も多く交通事故死者の25.4%を占めています。

高齢歩行者の法令違反について

安全運転 高齢者事故について③ 2020

上は、高齢歩行者「横断歩道以外の単路を横断中」夜間死亡事故 法令違反別歩行中死者数構成率 (衝突相手は四輪車)になります。
 事故時に何かしらの交通違反があった高齢歩行者は79.7%と8割近い確率で交通違反を犯している事が分かります。

 高齢者が夜間に交通ルールを守らず、横断歩道以外を横断し、死亡事故になりやすい事が分かります。
 ご自身が事故の加害者となる事を防ぐとともに、お知り合いの事故を未然に防ぐためにも身近な方への注意喚起をしていただけましたら幸いです。

夜間の高齢歩行者死亡事故の特徴

1.17時から20時にかけて多発している。
2.横断歩道以外の単路を横断中に四輪車に衝突される事故が多い。
3.高齢歩行者側の主な法令違反は
 ・走行車両の直前直後の横断
 ・横断歩道外横断
 ・斜め横断
 ・横断禁止場所の横断
4.高齢歩行者は、道路横断開始時よりも横断の後半に衝突される率が高い。
との事です。

高齢者が道路を横断するときの特徴

安全運転 高齢者事故について 2020

高齢者の特徴として
1.道路を斜めに横断してしまう
2.接近する車との距離や走行速度を正しく認識せずに横断を開始してしまう。
3.遠くに見えた車が実際には思ったより近くにいたという事がある。
などがあるようです。

高齢歩行者が注意すべきこと

1.身体機能の衰えを自覚する。無理な横断はしない。
2.道路を垂直に横断する。
3.常に左右方向の安全確認を行い横断中は前方や足元だけを見て歩くのではなく、特に横断後半は左方向に必ず顔を向けて交通状況の変化を確認し、少しでも危ないと感じたら横断を中止する。

事故の大半は夜間発生していることから
1.視認性の高い色の服の着用
2.車のライトを反射する反射材がついた服装を着用
3.自動車の運転者に早く自分を発見してもらえる工夫を施して自己防衛に努める。
・歩き慣れている道路でも、油断すること無く警戒心を持ち、確実な確認を行う。

ライダーが注意すべきこと

1.自動車は道を譲ってくれるものと考えています。
2.歩道や路肩帯に立っている歩行者を発見したら万が一に備えて走行を行う。
3.多くの高齢歩行者は、横断するかもしれないと考え、その動静に注意する
4.夜間は、前照灯のハイビームを頻繁に切り替え、歩行者を早期発見する事に努める。
5.対向車線側の歩道や路肩帯に立っていたり、対向車線上を横断中の歩行者にも十分に注意を払う。
6.走り慣れている道ほど危険が潜んでいるという意識を持ち走る。
7.病院、コンビニエンスストア、ショッピングセンター、ファミリーレストランが集中している場所は特に注意

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

高齢者の方にスポットを当てましたが、
 私たちもそうですが、、自分が年寄り扱いされると、「自分は高齢者ではない。」と拒否反応が起きてしまいます。
 「知り合いの高齢の方に伝えてあげてください。」というようなスタイルで、柔らかくお伝えいただけれ幸いです。

 皆さんでお声を掛けて頂き、 事故ゼロ になりますようにしましょう。

 バイクをお使いの方も高齢の方の特性を理解していただいて加害者にならないよう、ご自身の身をお守りください。
 よろしくお願いします。