ヤマハ ギア ホワイト 11,153km の 点検整備
当店で点検整備をさせて頂きました。その一部を写真に撮りましたので説明させて頂きます。
ドライブベルト、ウェイトローラーの点検
ドライブベルト(Vベルト)とウェイトローラーの点検です。
写真をご覧いただいただけでは分かりにくいですが、ほとんど消耗はしてませんでした。ビジネスタイプのスクーターとして作られているだけあって耐久性が高いのかもしれません。
(この車両は、街乗り用として使用されていたようです。新聞屋さんのように毎日重い荷物を載せて走行している車両とは異なり、消耗品があまり減ってませんでした。)
エアクリーナエレメント交換
エアクリーナエレメントは、ほこりや泥を吸い込んでかなり汚れていたので、新品と交換です。
私たちが住んでいる栃木県大田原市では、田畑や山林が多いので、冬から春の乾燥した時期にはホコリが舞い、夏の雨が多い時期は道路に泥が流れ出て、秋は落ち葉が舞い落ちてきますので、エアクリーナの様な外気を取り入れる部分は汚れやすいかもしれません。
この車両は11,153km走行しておりますが、一度も交換したことが無くエアクリーナエレメントが全体的に汚れている状態になってました。
このような状態になってしまうと、燃費が悪くなり、エンジンのかかりも少しずつ悪くなってきます。
こうなる前にエアクリーナエレメントの交換をする事をおすすめします。
エアクリーナエレメントの交換時期は、当店で定期点検(有料)に出して頂ければ確認させて頂きます。お気軽にお問い合わせください。
スパークプラグの交換中古車
一般のスパークプラグの交換時期は5,000kmから10,000kmと言われてます。(使用環境や車両の使い方、車両の状態により交換のタイミングは異なりますのでご注意ください。)
11,153km走行していることもありスパークプラグは消耗しておりました。
写真右側の黒くなっている方が古いスパークプラグです。電極も丸くなり始まっておりましたので、交換させて頂きます。
スパークプラグをエンジンに取り付る時は、
1.工具を使用せずに手で閉まるところまで締め付ける。
2.最後の締め付けのみ工具で締め付けて完了
になります。
初めから工具で締め付けてしまうとスパークプラグが斜めに入っているのを知らずに締め付けてしまうかもしれません。
この状態で締め付けると、エンジン側のねじ山を壊してしまい、最悪の場合にはシリンダーヘッド交換という高額修理になることもあります。できるだけ慌てずに壊さないように部品の交換をしましょう。
ギア オイル交換
エンジンオイルは黒くなっており、ちょうど交換時期が来ていたようです。
車両により異なりますが、ヤマハ ギア エンジンオイルの交換時期はメーカー推奨で3,000kmとなっております。ただし、使用する環境や使い方により早めに交換した方が良いことがありますのでご注意ください。
ドレーンボルトも締め付ける場合には、初めは手で締め付けしましょう。最後のトルクを掛けて締め付ける部分だけ工具を使うようにすると、エンジン側を傷めずに組み付けることができます。
ヤマハ ギア バッテリーの位置
ヤマハ ギア のバッテリーはシート後方のすぐ下にあります。(写真左の矢印の位置)
この写真では外装が外れていますので、見やすい位置にありますが、カバー類の外装が付いていると全く見えなくなってしまいます。
通常はバッテリーの上に書類入れの様な箱が付いてます。
バッテリー交換時はシートを開け、書類入れの様な箱を取り外してから交換します。(車体上部から交換になります。)
おまけ ゴムのカバーについた汚れを落としてみました。
シート下にあるゴムのカバーですが、花粉の様なホコリの様な汚れがこびりついてました。
これを2回ほどバイク用シャンプーで洗いましたが、汚れが落ちなかったので、他の洗剤で試しました。
試した洗剤は、100円ショップで購入した、過炭酸ソーダ、重曹、洗濯洗剤の3種類です。
1.過炭酸ソーダ + 70℃のお湯
2.過炭酸ソーダ + 洗濯洗剤
3.重曹 + 70℃のお湯
4.重曹 + 洗濯洗剤
この4種類の組み合わせをゴムマット4か所に載せ、ナイロンのブラシでこすったところ、どれも良く落ちたので、過炭酸ソーダ + 洗濯洗剤 の組み合わせで洗いました。
ゴムマットに長期間たまり続けた汚れは落ちにくく、ちょっと苦労しました。まだ少し汚れが残っておりますが、かなり綺麗になったと思います。
これで、ヤマハ ギア の点検整備の説明は終了となります。気になる点、ご不明な点、質問等ございましたら店頭でご確認ください。よろしくお願いします。<(_ _)>
コメント
この度は当店のホームページをご覧いただきありがとうございます。誠に申し訳ございませんが、こちらの車両は売約済みとなりました。この他にも数多くの車両を展示しておりますので、ご覧ください。